カメラ20台で死角なし エニタイムフィットネスの防犯事情
「24時間年中無休」といえば、コンビニやファミレスなどでおなじみだろう。そんな中、注目を集めているのが、2002年に米国で生まれた「エニタイムフィットネス」だ。現在世界27カ国4000店舗以上を展開。国内はオープン8年で約350店舗を構える急成長ぶりだ。
エニタイムの何がスゴイかというと、その営業スタイル。何と深夜から早朝にかけてはスタッフがいない。無人営業だ。それでいて、米国では、「自宅より安全」と評判なのだ。セキュリティーはどうやって守っているのか。Fast Fitness JAPAN事業企画部の石渡健太郎部長が言う。
「店舗には、監視カメラを設置し、それぞれの監視カメラが死角をつくらないレイアウトや設計を重視しているのです。その設計情報などをもとに、必要な監視カメラの台数や設置角度を計算して設置します。その仕組みは米国と同じ。他社との違いはロッカーに扉を付けていないことで、棚はオープンにしています。これは死角をつくらないためのこだわりです」
■“未解決事件”はゼロ