田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

大山康晴名人超え歴代最多1434勝の羽生善治九段に漂う凄み

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 しかし、羽生が昇竜の勢いで勝ちまくっていくと、そんな声は影を潜めた。

 羽生はその後、89年の五段時代にNHK杯戦で4人の名人経験者を連破して18歳で初優勝、96年に前人未到の七冠制覇を25歳で達成するなど、数々の栄光を獲得した。

 2007(平成19)年12月20日。羽生二冠はA級順位戦で久保利明八段(同32)に勝ち、公式戦で通算1000勝を達成した。37歳の最年少記録、22年の最速記録、7割2分8厘の最高勝率と、いずれも歴代1位となった。

 羽生は「まだ30代なので、着実に前に進んでいきたいです」と淡々と語った。大記録の1000勝は通過点に過ぎなかったのだ。

 昨年の竜王戦で羽生竜王は挑戦者の広瀬章人八段(同31)に敗れ、27年間にわたってタイトルを保持していたが、無冠になった。しかし、今年に入ってから新たな目標を定めた。それは、大山康晴十五世名人が92年7月に現役棋士のまま69歳で死去した1カ月前に打ち立てた、最多勝利記録の1433勝である。

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