田丸昇
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田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

「東宮ちゃんにはかなわんよ」昭和天皇がニコニコと悲鳴を

公開日: 更新日:

 今回も皇室と将棋の関連をテーマにする。

 64年前の1955(昭和30)年の元日。天皇陛下(昭和天皇)と皇太子さま(現上皇)が将棋を指している写真が、ある新聞に載った。

 庶民が使うような薄い板盤に、持ち駒を卓上に置いてある光景がほほ笑ましかった。その新聞社の記者が書いた記事を抜粋で紹介する。
《陛下は侍従と指して将棋を楽しまれていて、実におおらかな棋風である。皇太子さまは中飛車一本やりで、学友たちと指して上達されている。陛下は銀矢倉の構えで防衛を整えている。皇太子さまは飛車を活用する急戦で、溌剌とした若さがみなぎっている。二年前はいい勝負で、勝ったり負けたり。今日では陛下が『もう東宮ちゃんにはかなわんよ』と、ニコニコと悲鳴をあげている》

 皇太子さまはその2年前の53年4月、イギリスのエリザベス女王の戴冠式に出席するために、アメリカ経由で渡欧された。第1寄港地のハワイへの船上では将棋大会が開かれた。

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