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牧野伊三夫画家

1964年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」(幻冬舎)、「僕は、太陽をのむ」(港の人)ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

宮崎県南部の農家「ごぼう部会」の情熱がつまった新牛蒡

公開日: 更新日:
画・牧野伊三夫

 牛蒡といえば、いつも太くて黒い土のついたものを買うのだが、八百屋の棚で白い肌をむきだした細い牛蒡が目にとまった。

「それね、アク抜きせずに、生のまま味噌漬けにするとうまいすよ」

 と八百屋のおやじが言う。

「新ごぼう」と表示のあるこの手の牛蒡があることは以前か… 

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