大阪「酒類解禁」条件にブーイング!抜け道だらけで逆効果

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 まん延防止等重点措置への移行を受け、大阪府が酒類提供の条件を独自の飲食店認証制度「ゴールドステッカーの取得」「入店は原則2人以内、または同居家族」としたことに、不満や疑問の声が上がっている。

 ステッカーの取得には、43項目もの感染対策の基準を満たした上で、実施状況が分かる写真の添付を求められる。府はホームページで標準的な取得期間を2週間としているが、これだけ必要書類やチェック項目があると、書類の確認や審査、ステッカーの発行にもかなりの時間を要し、申請する店が増えればさらに時間がかかるだろう。

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「発表が先週金曜だったので、慌てて申請しました」と大阪市北区の飲食店経営者がこう続ける。

「例えばトイレに『ふたを閉めて流して下さい』と書いた紙を張って写真を撮り、申請書に添付するのですが、店に行かないとできません。逆に必要書類を家に置いたままだと、取りに帰る必要がある。むっちゃ煩雑な作業でした。仲間に聞いても、みんな奮闘中で誰一人申請できていない。いつもらえるかも分からないステッカーのために、仕入れや仕込みの準備に追われる中、ここまで手間暇をかけるのはアホらしいとなりかねない。ハードルを上げたことで対応できない店が出てくる。交付を受けていなくても申請さえすれば酒を出していいそうなので、申請せずに『申請中です』とズッと言い続ける店も出てくるでしょう。ただでさえ、ルール無用で酒を出す店が増えているのに、そうなると収拾がつかなくなる」

「2人でも騒ぐ客はおる」

 吉村洋文知事は人数制限を「2人以内」にしたことについて、「4人だと大声でしゃべることになる」と説明したが、別の飲食店店主は「2人でも騒ぐ客はおるし、抜け道などなんぼでもある」と疑問を投げかける。

「2人ずつ時間差で来られたり、『4人は店内で仲良くなった』『家族です』と言われたら、返す言葉がない。お互い顔見知りの常連客が1人ずつ10人集まっても、それはええんかちゅう話や。解禁を待ちわびてせっかく来てくれた客を断るなんて、ようできん。断ったら別の店に行くだけやし、下手したら二度と来てくれへんかもしれん。19時までいうのも中途半端で、18時から飲み始めた客に『もう出せません』とは言いづらい。ゴールドステッカーやって、府の“お墨付き”みたいなもんやから、それを店先に張って『ウチは感染対策できてます』いうて、遅くまで堂々と営業する店も出かねない」

 厳し過ぎる条件がかえってアダとなり、逆効果になりかねない。

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