【珈琲西武】(東京・新宿)オムライスのボリューム感と立体感たるや!

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 イタリアンやビストロだと緊張する人も、洋食店だと気が楽だろう。そんな店に並ぶスパゲティやオムライスなどは、どこか懐かしい味わいで、見れば途端に食欲スイッチがオンになる。その一皿がテーブルに出されたら、腹が動きだし、胃袋が喜ぶ。さあ、洋食店で腹を満たそう。スパゲティ3店とライス系3店だ。

「珈琲西武」本店は1964年に東京・新宿のメトロ会館で創業した純喫茶。昨年10月、建物の取り壊しに伴い、和をテーマにした商業ビル「ハナミチ東京歌舞伎町」2階に移転した。

 店に入ると、壁や天井を彩るステンドグラスに驚く。製作元の「松本ステインドグラス製作所」はオーダーメード専門で、重要文化財の修復なども請け負うなど世界屈指の技術力を誇る。

 カーペットやボックスシート、ソファなどは赤で統一。装飾品などは、元の店舗から移設したものと新たに設置したものがあるそうで、「“古いが新しい”を追求し続ける」というモットーを体現する。なるほど、昭和の風情だ。

 さて、看板メニューは「新宿特製オムライス」(1100円)。古くからの常連はもちろん、SNSなどでふわとろぶりを知った若い人もとりこにする。20代の記者も早速、注文。数分で初対面の時が来た。

 チキンライスの上にどっしりのった卵のボリューム感、そして立体感たるや。ライスの下には、デミグラスソースが見える。三重奏の中でも卵のインパクトは圧巻で、垂れ下がったところがぷるぷるしている。半熟は間違いない。重力でこぼれ落ちないか?

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