“ワルオ”こと西山浩司が夫婦で営む「小料理Bar皆月」
80年代前半に「ハイスクールララバイ」の大ヒットで一世を風靡した、イモ欽トリオ。そのメンバーのひとり、“ワルオ”こと西山浩司(54)が、妻で女優の吉内里美(50)と夫婦で経営しているのが「小料理Bar皆月」だ。
場所は小田急線代々木上原駅から歩いて5分ほど。住宅街の一角にあり、上質感漂う隠れ家的な空間で、手作りの創作料理を味わえる。窓のない外観は一見すると気後れするが、西山夫妻の接客は実に気さくでアットホーム。その居心地の良さから、客の多くはリピーターだという。
「ウチは気取ったバーというより、“小じゃれた居酒屋”という感覚。ボク自身、お客さんと気軽に話をするし、カミさんが作る料理も家庭的なものが多いんです。日常の疲れもここへ来るとリセットできて、帰る頃にはみんな自然に笑顔になれる。そんな“大人がホッとできる場所”であり続けたいと思っています」(西山浩司)
数あるメニューのなかでもイチオシは「牛スジ大根煮」(680円、以下すべて税別)。長時間煮込んだ牛スジはほろほろの軟らかさで、大根にもしっかりと味が染みている。関西風ダシと素材のうま味が見事に調和。酒のあてにピッタリだ。