無人餃子店ブーム一服で閉店ラッシュ…失敗しても運営会社が痛くない懐事情

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「無人餃子店」の閉店が続いている。帝国データバンクによると、全国の無人餃子店は2020年度末の131店舗から急増し、23年7月には約1400店舗となった。だがその後は「減少基調にある」という。

 無人餃子店は24時間営業で餃子を販売する店舗。店員はおらず、客が冷凍庫から餃子を取り出し、さい銭箱のような箱に料金を投入する方式だ。釣り銭は出ないため1000円単位の商品が多く、餃子36個入りで1000円が相場である。

 無人餃子店ブームの火付け役となった「餃子の雪松」は18年9月に1号店を埼玉県入間市に出店。23年7月には432店舗となり、一時期は1000店舗を目標としていたが、公式サイトによれば、現在は146店舗しかない。

 無人餃子店を運営する各社は低い初期投資を訴求し、フランチャイズ(FC)加盟店を募集する。

 ブームではどういう事業者がFCに参入したのか。

 帝国データバンク情報統括部の飯島大介氏は、次のように分析する。

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