英ヨークシャーの男性が、見知らぬ少女への腎臓提供を決断した理由

公開日: 更新日:

 英ヨークシャー州タッドカスターに住むアンディー・エモットさん(55)という男性が、腎臓移植を必要としている少女アンバーさん(11=姓は非公開)に自らの腎臓を提供した。この決断の背景には、アンディーさん自身が体験した悲劇があった。

 アンディーさんの実の娘のサラさんも生まれつき先天性ネフローゼ症候群など腎臓の病気に苦しみ、ずっと入院生活をしていた。地元のサッカークラブ「リーズ・ユナイテッド」や多くの人々の支援もあって、サラさんは腎臓の移植手術を受けられたものの、その約1年後の2021年9月、わずか8歳で亡くなってしまったのだ。

 アンディーさんは、アンバーさんのことを知った時、すぐにドナーになろうと決意した。そして検査の結果、完全にマッチすることが分かった。

 アンディーさんは地元メディアに「私の娘も見も知らぬ親切な方から腎臓の提供を受けたのです。だから今度は私の番です。娘とアンバーさんの間に共通点がたくさんありました。マッチして本当に良かった」と語った。

 手術は先日行われ、無事に成功。アンディーさんはすでに退院したという。アンバーさんが健康になりますように!

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー