(14)政治の無策が貧困を招き最下級の売女を生む

「色道大鏡」の話を続けよう。遊郭以外の好色について思うところを記した部分もある。中でも注目は、同巻第二十六「曽伽付牧田」だ。曽伽(そうか)は、一般的には「総嫁」または「惣嫁」の字をあてる。上方で路上売春を行う女性たちのことである。江戸では「夜鷹」と呼んだ。
彼女たちは、侮…
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