可愛い顔して暴れん坊!“良縁を結ぶツル”の凄まじい繁殖力と開運パワー。室内で楽しむのもオススメ

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コクハク

可愛い顔して緑の暴れん坊! フィカスプミラって何?

【笑う花には福来たる】

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の片田舎でお商売をさせていだいておりますゆえ、応援してくださる農家さんもすぐ近くに多くいらっしゃいます。

 そんな農家さんのお一人、果物農家のTさんから「どうしたら良いものか…」と相談がございました。

「ほんのひと枝、挿し木のつもりで土に挿したら、こんなになっちゃって…」

 おやおや、これは確かに大変だ。笑い事では済まされないけど見れば見るほど笑っちゃう。

 この植物はお部屋をやさしく彩る人気者ですが、地植えにするとチョイと困る “暴れん坊将軍”に豹変してしまうのでございます。

 今回はちいさな葉っぱが愛らしいけど、取り扱いは要注意「可愛い顔して緑の暴れん坊 フィカスプミラ」の解説でございます。

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小さな鉢ではおしとやか。暴れん坊将軍の本領発揮

 小さな鉢ではおしとやか、壁掛けでは気品すら漂わせるプミラ嬢。

 ところが地植えにした途端、ツルが壁を登り、フェンスを包み、他の植物や樹木にまで絡みついて、やがて辺り一面フィカスプミラが飲み込んでいきます。

 前述のTさんの産直ショップの前に植えられた木々にどんどん絡みつき「これって何の木だったっけ?」とわからなくなるほどプミラ嬢が制圧。

 挙げ句の果てにはたわわに実まで付けちゃってさ、どうすんのよ。プミラはだいぶ育てましたが、実という物には初めてお目にかかりました。

 切っても切っても何度も復活。もうどうして良いのかわからん!とついにギブアップ。我がお花屋にご相談いただきました。

 見た目の可愛さが隠れ蓑になっておりますが、その繁殖力と生命力たるや、まことに情熱的な植物なのでございます。

 けれども、ワタクシは決して「コイツは危険だからお近づきになるのはおやめなさい」と申し上げたいわけではございません。なぜならこのプミラ嬢の根気と生命力には“気の流れを動かす力”が宿っているのであります。

プミラ嬢は「縁をつなぐ」開運グリーン

 風水の世界では、ツル性の植物は“縁を結ぶ”象徴とされております。特にフィカスプミラのような丸葉のグリーンは、「円満」「調和」「安定」の気をもたらす存在。

 つまりプミラ嬢は、人と人との関係をやわらかく整えてくれるばかりか、おうちの空気をやさしく和ませてくれる “縁結びの使者“なのであります。

 飾る場所としておすすめなのは、玄関の角やリビングの隅。

 ツルを垂らすように吊り鉢や棚の上に置くと、滞った気がスルスルと流れ出し、お部屋全体の運気が軽やかにめぐりはじめます。

 お色は深いグリーンの単色とグリーンと白の複色タイプがございます。特に複色タイプがオシャレに見えるのでオススメ。

基本的には放置プレイ。上手に育てるコツ

 鉢におさめれば愛らしいのに、地植えすれば暴走します。暴走OKな寛容なお心と広大な土地の持ち主のもとでは放置プレイでもいいのでしょう。

 ですが、ワタクシとしては鉢での管理をオススメいたします。もちろん室内でもOK。

 管理のコツは

・明るい日陰で、直射日光は避ける。
・お水は控えめに。(乾いたら与えるくらいで十分)
・伸びすぎたツルは軽くカットしてリフレッシュ。


 基本的には放置プレイ。暴走パワーを内に秘め、お手入れのたびに「今日もごきげんねぇ」と声をかけてあげると、プミラ嬢はツヤのある葉を返して応えてくれます。

 前述のTさん経営の産直ショップは、毎日ひっきりなしにお客様がいらっしゃいます。それもそのはず。ショップの入り口の横に、たわわに実をつけた“縁結び”のフィカスプミラがお客様をお出迎えしているのですもの。

 ですから、木々に絡みついたプミラ嬢の処遇に関しては「諦めておくんなさいませ」とお伝えしております。

 お部屋の片隅に小さなプミラの森を。縁をつなぐ緑が、あなたの暮らしにやさしい風を吹かせてくれますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。

(斑目茂美/開運花師)

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