クマ出没地域はどこも疲労困憊、我慢の限界…秋田では男女4人襲われ1人死亡3人重傷
またクマによる犠牲者が出た。
秋田県東成瀬村の村役場近くの山あいの集落で24日、男女4人がクマに次々と襲われ、男性1人が亡くなり、3人が重傷を負った。
午前11時ごろ、屋外で作業中だった横手市在住の70代の夫婦が体長1.2メートル、体重約80キロの雌グマに襲われた。近くに住む女性が叫び声を聞き、息子と外に出たところ、男性が倒れていて傍らにはクマがいた。息子から家に戻るように言われた女性が通報。話を聞いた夫が外に飛び出し、息子と一緒に夫婦を助け出そうとしたが、クマから攻撃を受けた。
「夫婦は奥さんの実家で作業中だった。警察と消防が駆け付けると、夫婦の車の周囲で4人が顔などから血を流して倒れていた。搬送時、男性1人が意識不明で1人は会話ができなかった。被害者は爪で引っかかれ、識別ができないくらい顔面をえぐられ、凄惨な状況だった。クマは午後1時過ぎ、猟友会によって駆除された。東成瀬村は頻繁にクマが出没することから、住民たちも『またクマが出た』ぐらいの感覚だった。なぜ突然、人を襲うようになったのか」(捜査事情通)


















