がん食い尽くす遺伝子操作バクテリア! カナダの大学が開発した新アプローチが大注目
もう1つの問題は、血液など酸素豊富な場所でこの改良されたバクテリアが誤って増殖しないようにすること。そのために酸素耐性遺伝子を適切なタイミングで活性化する(オンにする)方法を開発する必要があった。
その制御を実現するために研究チームが着目したのがクォーラムセンシング(群体感知)と呼ばれる現象。バクテリア同士が放出する化学シグナルで「自分たちの数が今どれくらいか」をお互いに知らせる仕組みだ。研究チームは、これを利用して腫瘍内で十分な数の細菌が増殖したときのみ化学シグナルが強くなり、酸素耐性遺伝子がオンになるようなシステムを開発した。
逆に言うと、血液など酸素が豊富な場所ではバクテリアの数が少ないため、酸素耐性遺伝子はオフのままで生存できずに死滅してしまう。
研究チームは今後、酸素耐性遺伝子とクォーラムセンシングによるタイミング制御システムを1つのバクテリアに統合し、動物実験を行なう予定だ。
がん治療の革新的なアプローチなるか――注目が集まっている。
◇ ◇ ◇
新発明の仰天エピソードをもっと読みたければ、下にある■関連記事でどうぞ!
■関連記事
-
物価高でどう変わった? データで読み解く「新」生活者像 (3)自動車「次は中古でいい」が増加中 高すぎる新車価格、機能の充実化も負担に
-
人生100年時代の歩き方 企業のウェブサイト「ゼロクリック問題」の深刻…AI経由は3.2倍に、検索エンジン経由は15%に
-
観光列車でGO! 嵯峨野観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」(嵯峨~亀岡)木製椅子に裸電球…レトロ感満載の車両から望む保津川渓谷のダイナミックで雄大な姿
-
もぎたて海外仰天ニュース 米ケンタッキー州の97歳元救急医が数年前の約束通り、ひ孫の医学部入学式に! 感動のツーショット
-
物価高でどう変わった? データで読み解く「新」生活者像 (2)「ティッシュ」はソフトパックの販売が5倍以上に伸びていた コスパ抜群で機能面も魅力


















