迷走続く喫煙規制<3>東京都のパブリックコメントの多さ

公開日:

 国(厚労省)が進める受動喫煙防止対策の法規制とは別に、東京都が2019年のラグビーW杯までの施行を目指し、独自の条例づくりに向けて突き進んでいる。11月中旬に明らかになった厚労省の新案に対して、小池都知事は「広さで言うと、かなり甘いという印象だ」「本当にやる気があるのかということを問いたい」と批判してみせた。

 都が進める条例案の「考え方」によると、喫煙可能となる飲食店などは「面積30平方メートル以下で、従業員を使用しない店、又は全従業員が同意した店、かつ未成年者を立ち入らせない店」という厳格なものとなっている。小池氏の厚労省批判は、「我こそが正義」という自負心の表れなのだろうか。

 ところが、民意はそんな強硬路線に待ったをかけようとしている。11月27日、都は「考え方」に対するパブリックコメント(意見公募=9月8日から10月6日)の結果を発表した。提出者は5085人(喫煙者2034人、非喫煙者2766人)で意見の総数は1万6972件と、パブコメとしては異例の多さとなった。内訳を見ると、都の「考え方」に「賛成」は6464件、「一部反対」3185件、「反対」5007件、「その他」2316件で、一部を含めた反対が8192件と賛成を大きく上回った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  2. 2

    豊洲市場開場から1カ月…腐敗臭に続きの床が「穴」だらけ

  3. 3

    “原爆Tシャツ”波紋のBTS 「紅白落選」の影響と隠れた本音

  4. 4

    宮沢りえホクロ取って正解? 鑑定歴25年の占い師に聞いた

  5. 5

    日米野球で打率4割 SB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は

  6. 6

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  7. 7

    キムタクと2ショット解禁 コウキ操る静香のシタタカ戦略

  8. 8

    巨人“台湾の大王”王柏融スルーは広島FA丸取り自信の表れ

  9. 9

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

  10. 10

    野党共闘に消極的…立憲民主党の枝野戦略は奏功するのか

もっと見る