米オクラホマ州で狂言誘拐後に13年も逃亡…児童犯罪者をNY州で逮捕
米国で先日、誘拐事件を偽装して13年間も逃亡していた児童性犯罪者が逮捕され、注目を集めている。10月30日にニューヨーク州カントンで2011年の児童ポルノ所持罪および逃亡罪で逮捕・起訴されたのは、オクラホマ州のムーア市警と連邦保安官局(USMS)の合同捜査チームに指名手配されていたアンソニー・レノン被告(44)。
逮捕時、レノンは「ジャスティン・フィリップス」という偽名を使い、ニューヨーク州立大学カントン校に在籍し、コンピューターサイエンスの博士号を目指していた。
レノンの犯罪歴は08年に遡る。この年、オクラホマ州で児童ポルノ所持罪(加重)で懲役20年の有罪判決を受け、執行猶予付きとなった。11年にレノン宅を家宅捜索した結果、パソコンなどに子供や乳幼児に対する暴力的で残虐な性的暴行の画像が大量に保存されていた。レノンは逮捕後に保釈され、12年3月、自宅に自身の血液を大量にまくなどして強盗誘拐事件を偽装。そのまま行方をくらませた。
最近になって合同捜査チームに「新情報」が寄せられ、逮捕につながった。近日中にニューヨークからオクラホマ州へ身柄が引き渡される予定。裁判が開始されれば、懲役20年の執行猶予が取り消され、長期の懲役刑が科される可能性が高い。



















