著者のコラム一覧
姫田小夏ジャーナリスト

中国・アジアを身近に捉える取材に取り組む。中国ウオッチは25年超、中国滞在経験も長い。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観 」(集広舎)。

家族写真炎上 福原愛がやってしまった“タブー中のタブー”

公開日: 更新日:

 国際結婚で立ちはだかる文化の壁は厚い。日本人の間ではまったく問題にならない行為が、ひとたび国境をまたげば「バカにしているのか!」と大ヒンシュクを買うこともある。

 そんな大失敗が元卓球日本代表の福原愛さんにもあった。2019年に撮影された長女の2歳の誕生日の記念写真がそれで、当時、台湾で物議を醸した。

 画像に写っていたのは、ソファに長女を抱いて座る愛ちゃん夫婦とその左隣に次女を抱く夫・江宏傑氏の母親。そして、ソファの右脇には地べたにひざまずくようにして座る愛ちゃんの母親、左脇には同じくソファからはみ出してしまった江宏傑氏の父親がいる。

 この画像が公開されると、「なぜ、愛ちゃんは自分の母親をひざまずかせるのか」「お義父さんも地べたにしゃがんでいる」「年長者をソファに座らせないのはおかしい」――など、多くの台湾市民が一斉に批判した。地べたにひざまずかせるのは、中華圏において“タブー中のタブー”といわれる行為だ。

■「長幼の序」を尊重する社会

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも