トレンドマイクロにサイバー攻撃 データ流出をHPで公表
ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られるトレンドマイクロ(東京)は20日、同社のシステムが不正侵入に遭いデータ流出の可能性があると公表した。
この問題は、米セキュリティー会社「アドバンスト・インテリジェンス」が9日、米国に拠点を持つ大手ウイルス対策企業3社が、「Fxmsp」と名乗るロシアのハッカー集団のサイバー攻撃を受け、機密情報が盗まれた疑いがあると報道。3社のうちの1社がトレンドマイクロだった。
一部メディアが問題を報じると、同社はきのう、ホームページで〈調査の結果、流出したものはデバック目的で利用される情報の一部(ソフトウェアを作成する際に同時に作成されるデバック用のファイルであり、プログラムコードや開発資料、AI用学習データとは異なります)であることがわかりました〉と公表。その上で、〈トレンドマイクロのソースコードや顧客情報の漏洩は確認していません〉としている。