「巴川製紙所」 スマホの5G化で2020年には株価倍増の夢
先週はNY株式市場・為替市場は、米中通商摩擦の思惑で上下に大きく動く展開でしたが、東京株式市場の変動幅は意外に小さく、売買高も低調で閑散相場が続きました。薄商いなので、需給悪化につながりほんの些細な材料でも、大幅安となる個別銘柄が多く、本来的価値より、かなり割安な水準まで売り込まれているので、バーゲンハンティングの好機となりそうです。
今回ご紹介するのは、電子材料事業やトナー事業などがメインビジネスの巴川製紙所(3878、東証1部=投資金額約8万円)です。世界初・日本初の製品および技術を多数開発し保有する開発型企業です。製紙会社としては類のない、エレクトロニクス系の事業を中心に展開しています。
プリンターなどで使用されるトナーでは、世界ナンバーワンのトナー専業メーカーです。
クラウドや人工知能の普及によるITの進化に加え、ウエアラブルデバイスやIoTの普及が加速、通信も5Gで高速化しており、電子部品の小型化・軽量化、ハイパワー(高電圧・大電流・高周波)が求められています。