三井化学が石油化学事業を分社化…その先で描くのは過剰な同業他社との再編だ

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 日本の「ものづくり」が中国などの追い上げで優位性が失われているなか、ようやく身を切って競争力を回復しようという動きが本格化しそうだな。

財界通(同=財) 三井化学の橋本修社長が5月30日の経営概況説明会で、石油化学事業を分社化する方向を示したことだな。

官 石化事業の主力製品のエチレンは、自動車などに使われるプラスチックのもとになる重要な基礎原料だが、中国が財政支援で大規模生産を進め、安値攻勢をかけてきた。日本勢は国際価格の低下で赤字に追い込まれたが、やめてしまうと自動車メーカーや電機メーカーが中国からの供給に依存せざるを得なくなり、経済安全保障の上でも生き残り策は必要だ。

政界通(同=政) それが、分社化とどう関係するのだ?

財 三井化学の分社化は、その先に同業他社の石化事業との再編を描いている。分社化は、動きやすくするためだ。

官 日本の「ものづくり」は戦後、欧米と比べて賃金が安く勤勉な労働者のおかげで世界トップ級になった。だが、稼げるものだから、大半の業種で企業数が多い。かつて13もあった都市銀行が4グループに再編されたのに比べて、過剰なままだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から