「ありか」瀬尾まいこ著

公開日: 更新日:

「ありか」瀬尾まいこ著

 身勝手な母親に「子どもができたら、親の恩が痛いほどわかる」と言われて育った美空。美空もそう信じていたのだが、親になったとたんわからなくなった。母親がああ言っていたのは、私が愛すべき存在ではなかったからではないか。

 美空は妊娠中に夫の奏多(かなた)の浮気が原因で、2年で離婚した。半年後、奏多の弟の颯斗がやってきて、自分まで縁を切られるのは不条理だと言い、毎週水曜日に、保育園に娘のひかりを迎えに行ってくれるようになった。ひかりは颯斗が来てから、彼のそばで機嫌良く遊んでいる。

 母子家庭と、それを支える同性愛者の義弟という、ちょっと変則的な家族の日々を描いた物語。 (水鈴社 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  4. 4

    鈴木紗理奈以外にもいた…あのちゃんが過去に口にしていた“キライな芸能人”の実名

  5. 5

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  1. 6

    日本ハムがソフトBに8戦全敗の悲惨…崩壊投手陣が口にする「伏見寅威ロス」

  2. 7

    元サッカー日本代表・大津祐樹さんはビジネスでも成功 年商300億円の高級腕時計会社の社長に

  3. 8

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  4. 9

    DeNAビシエド電撃引退のウラとフロント批判殺到の必然《もうハマスタに行こうとは思わない》

  5. 10

    文科省「教育の政治的中立性」で波紋…なぜ森友学園がセーフで、同志社国際がアウトなのか?