日本ハム交流戦 急ブレーキは新庄監督が原因か…開幕前「11勝7敗以上」発言が選手には重圧に
「交流戦は11勝7敗以上。それでいけたら乗っていける」
日本ハムの新庄監督は交流戦を前にこう言っていた。
今季最多の貯金9を作ってリーグ首位で交流戦に突入。「11勝7敗以上」でいければ、優勝に向けて弾みがつくということだろう。
そんな日本ハムがしかし、ふるわない。
昨8日のDeNA戦は延長十回にサヨナラ負け。ここまで2カード、6試合を2勝4敗と負け越しているのだ。「11勝7敗以上」をクリアするためには、残り12試合を9勝3敗以上でいくことが必要になる。
ここまで交流戦6試合中、1点差負けが半分の3試合。競り合いほど監督サイ配がカギを握るものの、6試合中、犠打はひとつだけ。懸案事項の得点力不足を解消するためには、なおさら送りバントを含めたベンチワークが重要だが……。
「交流戦前の10試合は1試合平均2.3得点。交流戦に入ってからは1試合平均3得点と多少、打てるようにはなってきたが、今度はピッチャーが踏ん張れないケースが出てきた。野球は楽しんでやるものと、ここまで選手をノビノビとプレーさせてきた新庄監督が、勝ち星を計算するような発言をし始めた。選手にはプレッシャーがかかっているのかもしれない。ここまでは順調にきただけに、負けが込んできたいまが踏ん張り時だと思いますね」とは日本ハムOBだ。