進次郎大臣は連日の視察とTV出演で大ハシャギ…ムチャぶりされる農水省は“ブラック企業化”のお気の毒

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 備蓄米が店頭に並び始めてから1週間が経過──。連日、小泉進次郎農相がスーパーや町のコメ店を視察する様子がテレビに映し出され、大騒ぎだ。7日の日経新聞電子版のインタビューでは「今までのやり方では店頭に安いコメを速く届けられない」と相変わらず改革派気取りだったが、入札備蓄米の買い戻し、外国産米の緊急輸入検討などコロコロ変わる対応に農水省の職員たちは音を上げている。

 苦境に陥っているのは先月末、農水省に新設された職員約40人からなる「米対策集中対応チーム」だ。

 新設に伴う会見で進次郎氏は「この体制でもまだ不十分なら、体制強化を続けていく。健康に気をつけて、モチベーション高く働けるように最大限の努力をする」と発言。「共に結果を出していこうではありませんか」と“ドヤ顔”で語っていたが、現場は疲弊しきっているという。

「最近、チームに送り込まれた職員と会ったのですが、顔色が悪く明らかにゲッソリした様子でした。聞くと、午前3時まで業務をこなし、2~3時間ほど仮眠を取って、また早朝に出勤ということが続いているそうなのです。特に、管理職は調整事項があまりに多すぎて対応しきれないと言います。大臣レクはもちろん、野党議員へのレクでも忙殺されている。『大丈夫?』と聞くと『はい……』とけなげに答えていましたが、ちょっと心配です」(霞が関関係者)

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