元横綱白鵬は会見で否定も、隠し切れない照ノ富士との根深い確執…「まったくない」かえって不自然
そりゃホントのことは言えないか。
昨9日、都内ホテルで会見を行った元横綱白鵬(40)。今後については「世界相撲グランドスラム」の大会実現を目指すという。世界中から選手を集め、階級制で試合、チケット販売ということから、「相撲」というよりは「SUMOイベント」なのだろう。すでに株式会社の設立を準備しており、新会社で役員就任予定の元電通社員、同法律顧問就任予定の弁護士も会見に同席した。
相撲協会を退職した理由については、弟子の不祥事によって昨年4月に閉鎖された部屋再興の見通しが立たなかったことが理由だと話した白鵬。当初、自身と弟子の預かり先として、同郷の旭天鵬が師匠を務める大島部屋を望んだが、「同じモンゴルだからダメだという声があった」と、協会をチクリとやる場面もいくつかあったものの、それ以上の恨みつらみはほとんどなし。会見の冒頭には前伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士、現宮城野親方)が来場、弟子や今後のことを考え、「円満」アピールした印象だった。
そんな中でも隠しきれなかったのが、同郷の後輩、元横綱照ノ富士(現伊勢ケ浜親方)との確執だ。白鵬はそのことを報道陣に聞かれ、「照ノ富士の下でやるのが嫌だ、なんてことはまったくない」と否定したが……。