著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(26)兵士や一般国民と会話したことがなく、生活も知らなかった昭和天皇の戦後

公開日: 更新日:
1945(昭和20)年8月15日正午過ぎ、昭和天皇はラジオで終戦の玉音放送を伝えた。皇居前広場に集まった国民(C)共同通信社

 昭和天皇は即位時から昭和20年8月15日の太平洋戦争の終わるまでの期間、陸海軍の一般兵士に会ったことはなかった。大元帥として軍事機構の大権を全て握っているにもかかわらず、兵士と会話を交わしたことはなかったのである。いや兵士だけではなく、一般国民とも会話を交わしたことはない。従っ… 

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