梅雨の時季に増加する「過呼吸」に要注意…自律神経が乱れやすい

公開日: 更新日:

 今週から梅雨入りする地域も多い。梅雨の時季は、パニック障害の症状の一つである過呼吸が出やすくなると言われている。国際医療福祉大学熱海病院検査部・部長の〆谷直人教授に話を聞いた。

 呼吸は、無意識でも行えるように脳でコントロールされている。

「ところが精神的なストレスが大きかったり、極度の緊張状態に置かれたりすると、呼吸が乱れ何度も繰り返し息を吸ったり吐いたりする過呼吸を起こしやすくなります」(〆谷直人教授=以下同)

 過呼吸は、正しくは「過換気症候群」という。何らかの原因で血液中に酸素が不足すると、脳の呼吸中枢が刺激されて通常より速く浅い呼吸になり、血中の二酸化炭素濃度やカルシウムが低下する。一方、ストレスや緊張で過呼吸を起こしている場合は、血液中の酸素不足や二酸化炭素濃度の低下はさほどではないこともある。

 パニック障害は、湿度の高い梅雨に起こりやすいといわれている。梅雨時季は湿度が高く気温の変化も大きく、身体に負担がかかりやすい。自律神経も乱れやすい。4月から新たな生活がスタートした人は精神的な疲労も出てくる頃だ。複数の要因が重なると、これまで過呼吸を起こしたことがない人も、大丈夫とは言えない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  3. 3

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    広瀬アリス&赤西仁の交際報道に《裏切られた》…女性ファンが“オタクアピール”に強い拒否反応

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった

  4. 9

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  5. 10

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕