有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

スギHD<下>看取りまで…日本一の「かかりつけ薬局」になる

公開日: 更新日:

 スギホールディングス(HD)は現在、中部・関西・関東・北陸に1386店(2021年1月末現在)を展開している。始まりは1976年12月、愛知県西尾市の畑の一角にオープンした1号店だ。創業者は会長の杉浦広一(70)と相談役(前副社長)の昭子(67)夫婦。岐阜薬科大学薬学部在学中に出会い、昭子が卒業と同時に、わずか16坪ほどの「スギ薬局」を開業した。

 顧客はクスリを買うだけではない。薬剤師に、いろいろ相談に乗ってほしいから来店する。地域住民の質問・疑問・不安に丁寧に耳を傾け、口コミでひいき客を増やしていった。

 80年代初頭の米国視察で広一の視野が広くなった。全米一のドラッグストア、ウォルグリーンは売り場面積が300坪(1坪=3・3平方メートル)もあって、日本の薬局とは比べようがない規模だった。

 年中無休なうえに、自由に店内を見て回れる。病院の処方箋を受け取って薬を出す調剤部門を兼業していた。この時の感動が、広一の事業の方向性を決めた。ウォルグリーンをモデルに調剤併設型のドラッグストアを展開していくことになる。

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