娘のために巨額赤字を計上…万全の地ならしも業績は悪化

公開日: 更新日:

 大塚久美子氏が社長になる前年、2008年度末の決算を迎えるとき、社長の大塚勝久氏は会計方針の変更を決意した。側近の役員を呼び、通期決算の数字を見ながら、こんな話をしたという。

「08年度決算では12億円程度の営業利益があり、最終利益も確保できる見通しが立っている。ただ、来年は娘に譲るんだから、これをきっかけに損失を全部落としておこうと思っている。そうすると赤字になるが、どう思う?」

 つまり本来なら、その年に処理する必要のない株や不動産の含み損失も一気に計上して、財務体質を健全化しようとしたわけだ。ただし、そうすれば、勝久氏には「最終利益段階で赤字に転落させた」という経営者として不名誉な実績が残ってしまう。それでも「かわいい娘に苦労はかけたくない」という思いで決断したのだろう。呼び出された役員もまた勝久氏の意をくんで「分かりました。そのように対応します」と答えたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    総務省・東北新社問題 疑惑の本丸“癒着会議”の仰天議事録

  2. 2

    田口麗斗の電撃トレード惜しむ声…巨人ムードメーカー失う

  3. 3

    苛烈な親子喧嘩…勝久氏が久美子氏に叩きつけた“果たし状”

  4. 4

    「重要なのは人柄」社員に説得され重い腰を上げた創業者

  5. 5

    G戸郷“実室2年目”ジンクス打破の予兆 桑田指導にモノ申す

  6. 6

    「ききょう企画」を追われた母の反撃…次女に質問状を送付

  7. 7

    コワモテ菅長男は陽キャ…令和おじさんモノマネが鉄板ネタ

  8. 8

    93年日本S第7戦 古田の“ギャンブルスタート”はサイン無視

  9. 9

    眞子さま婚約破談の危機 問題の400万円をなぜ誰も処理せず

  10. 10

    藤井2冠が高校を自主退学…「中卒」だと人生詰みは本当か

もっと見る