著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(144)特捜部を警戒する梶山静六は外遊で不在にした

公開日: 更新日:
金丸邸に入る梶山静六国対委員長(1992年10月)/(C)共同通信社

 マスコミの報道も、金丸信、小沢一郎ら政界側の判断に影響したかもしれない。

 8月22日に朝日新聞やNHKが5億円闇献金報道をして以降、両社を含めたマスコミ報道は、おおむね、闇献金を政界のドンの政治資金スキャンダルとして伝え、金丸本人が政治資金規正法違反で立件されると見立て… 

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