また眉ツバ成長戦略 「50年後も人口1億人」目標の愚かしさ

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給料下げる政策ばかりじゃ出生率は上がらない

「ホンマかいな?」と眉にツバした人もいるだろう――。政府の経済財政諮問会議の専門調査会が、急激な人口減少に対応するため「50年後に人口1億人の維持を目指す」との目標を打ち出した。日本経済の持続的成長のためには労働力の維持が必要で、初めて“数値目標”を設けて6月に出す成長戦略に盛り込むという。

 現在、日本の人口は約1億2700万人。女性1人が産む子どもの数はわずか1.41人で、出生率が回復しなければ、2060年には8700万人まで減少する見通しだ。この出生率を30年後に2.07まで回復させれば、60年の人口は1億545万人になるというのが調査会の考えだ。

 そのために出産・子育て政策を充実させるとか言っているが、そんなに簡単に出生率が上がるわけがない。

 国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば、夫婦が希望する子どもの数は2.42人だが、現実は1.41人。その理由について60.4%が「子育てや教育にお金がかかりすぎる」と答えているのだ。若年層で増えている非正規雇用では生活が安定しない。正社員だってこの先給料が上がっていく期待が持てなければ、出生率は改善しない。

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