高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

投票を尻込みさせる野党が民主主義を壊している

公開日:  更新日:

 統一地方選の前半戦で、安倍自民は議席数を大幅に増やした。26日投開票の後半戦も推して知るべし。投票箱を開ける前から、すでに勝負あったというムードだ。

 前半戦の結果を受け、安倍首相は「与党に力強い応援の声をもらった」と強調したが、地方の有権者がアベノミクスや安保法制見直しなどを積極的に支持しているとは思えない。今回の選挙も決して自民が圧勝したのではない。野党が勝手に惨敗しただけだ。

 そもそも、野党の数が多すぎる。現存の野党名を全部、そらんじている有権者がどれだけいるだろうか。私だって自信がない。そのうえ、野党同士で政策の対立があり、方向性はてんでバラバラ。有権者にはますます分かりにくい。保革の対立軸がハッキリしていた55年体制を懐かしむ人も多かろう。

 それぞれの野党はどこがどう違うのか。果たして、この国をどのような方向に持っていきたいのか。各野党からは投票するうえで大事な判断材料がまるきり見えてこない。そのくせ、地方レベルでも自民から抜け出した議員や、野党間を行ったり来たりする議員が数多く所属している。こんな野党に貴重な1票を与えていいのか。マトモな有権者ほど尻込みするようなありさまだ。

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