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東京五輪に2019年問題…大会経費は「史上最高5兆円」突破も

「最終的に2兆円を超すことになるかもしれない」――。東京五輪組織委員会の森喜朗会長による大会経費の見通しが波紋を広げている。22日に「日本記者クラブ」の会見で飛び出した発言だが、大会経費の当初見積額は約7000億円だ。いとも簡単に3倍増の想定を言ってのけたものだが、それでも大手ゼネコン関係者は「森会長の見通しはまだ甘い」とこう言うのだ。

「建設業界で今、最も深刻な不安材料となっているのが、『2019年問題』です。実は今年から来年にかけ、都内の大型再開発事業の着工が目白押し。完成時期も五輪開催に間に合わせようと、軒並み、2019年度内に合わせています」

 五輪までの完成を目指す主な再開発事業は別表の通り。5年後に都心の街並みはガラリと生まれ変わる予定だ。

「当然、工期は新国立競技場など都内の五輪会場の新設工事と重なります。今でさえ、建設作業員が不足する中、人件費のさらなる高騰は必至。建築資材の調達も競争激化により、高値覚悟で確保しなければいけません。建築コストの上昇はこれからが本番。倍々ゲームで跳ね上がれば、利幅は縮まるばかり。ビッグプロジェクトほど採算度外視になりがちです」(前出のゼネコン関係者)

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