鳥越俊太郎氏が警鐘「集団的自衛権で日本はテロ標的になる」

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米国との「対等関係」は一緒に戦争することではない

「アベ政治を許さない」──。安保法案反対の抗議運動で有名になったこのポスター。全国一斉に掲げようと作家の澤地久枝さんと一緒に呼びかけたのがこの人、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏だ。抗議行動は拡大し、今も全国各地でポスターが掲げられている。新聞記者、テレビキャスターとして長い間、戦地を取材、報道してきたジャーナリストに今の安倍政権はどう映っているのか。安保法案が成立した場合の本当の恐ろしさはどこにあるのかを聞いた。

――あのポスターはインパクトがありました。怒りの行動の原点は何ですか。

 何といっても昨夏、集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことです。政府や内閣法制局だけでなく、歴代の自民党政権も憲法9条がある以上、集団的自衛権は行使できないと言ってきた。それなのに突然、国会に諮ることなく、国民に意見を聞くこともなく、わずか十数人の大臣だけで行使できると決めてしまった。憲法9条の精神を根本から変えてしまったのです。自民党が集団的自衛権の行使容認について選挙で政策に掲げて支持を訴え、有権者が自民党に投票した、というならば、一応は民意を問うたことになるが、昨年末の衆院選でも、その前の参院選でも自民党はほとんど言ってなかったに等しい。これは手続き上も民主主義的じゃない。独裁政権のやり方です。

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