安倍首相の危ない“心と体” すべてを知る政治記者が一刀両断

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 日刊ゲンダイ本紙で昨年、「安倍家岸家“戦争DNA”研究」を連載した政治評論家・野上忠興氏の最新刊、「安倍晋三 沈黙の仮面」(小学館)が話題だ。

 安倍首相の父親、晋太郎氏の番記者だった野上氏は、安倍首相の養育係だった久保ウメさんや同級生、恩師などに徹底取材し、膨大なインタビューメモを残している。それらを基に2冊の著作をまとめているが、最新刊は従来のものとはちょっとテイストが違う。過去の証言から安倍晋三という政治家の“危うさ”にビシバシ迫ったものだからだ。

「安倍ウオッチャーとして、その政権運営を見てきましたが、今年に入って、『もう少し真摯に政治と向き合ったらどうだ?』という思いに駆られることが多くなった。たとえば、安保法制が成立するかという今年9月18日は、北朝鮮が拉致の再調査結果を報告すると通告してから1年目の日でした。しかし、北からはなしのつぶて。安倍首相は総裁選再選の記者会見で『遺憾であります』の一言で片づけてしまった。安倍首相はかつて私に熱っぽく“拉致被害者を全員返さなければ幕引きはない。そうでしょ、そう思わないですか”と語っていた。それが嘘のように冷めた揚げ句、改造で拉致担当大臣を専任にしなかった。そういう首相を見て、改めて、取材メモをひっくり返していると、かつての恩師も“信念”について懸念を示していた。もう一度、首相の実像に迫ってみようと思ったのです」(野上忠興氏)

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