松本文明副大臣 災害用テレビ回線で「差し入れ」要求のア然
やはり事実上の「更迭」だったようだ。
熊本地震の現地対策本部長をわずか5日で交代した内閣府の松本文明副大臣が、熊本県庁と政府をつなぐテレビ会議を使い、自分たちへの差し入れを要求していたことが分かった。
松本氏は地震発生直後の15日から現地入り。熊本県庁の現地対策本部で、政府に対して被害状況の報告や被災者支援の調整を要請していた。翌16日の「本震」の後、松本氏はテレビ電話で河野太郎防災相に「食べるものがない。これでは戦えない。近くの先生(国会議員)に差し入れをお願いして欲しい」と要求。熊本県関係の議員4人の事務所からおにぎりが届けられたという。
被災地には今もロクに食料が届かないのに、災害用の専用回線を使って「俺のメシよこせ」なんて言語道断だ。どうりで、現地入りしてから1週間も経たずに酒井庸行・内閣府政務官と交代させられるはずだ。
菅官房長官は松本氏の交代理由について「ずっと昼夜をたがわず陣頭指揮をしていただいた」なんて言っていたが、大ウソだった。
松本氏は21日の衆院総務委員会で、この問題について「大変申し訳ない」と陳謝した。