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薄すぎる断熱材 豊洲新市場「空調費」はさらに跳ね上がる

 11月7日の開場延期が決まった豊洲新市場の「維持費」として、都は今年度予算に1日当たり約1700万円を計上していた。市場がフル稼働すると、室内を冷却するための「空調費」が、さらに上積みされる恐れがある。原因は“設計ミス”だ。

 豊洲は水産物の鮮度を保つため、市場全体が冷蔵庫の性能を有する「コールドチェーン」が前提になっている。仲卸売場棟は室温25度、卸売場棟は約10度に保つ。青果売場棟については、「室温を22度に保ちたい」(市場関係者)との声が上がる。しかし、外壁に敷設された「断熱材」が薄過ぎて、とても冷蔵機能を果たせない可能性があるという。

■巨大冷蔵庫に一戸建てと変わらぬ厚さ

「設計図を見たところ、仲卸売場棟の外壁に敷設された断熱材は50ミリしかありません。これは一般の一戸建て住宅と変わらないレベルで、外気温を10度程度、遮蔽する能力しか期待できません」(建築エコノミストの森山高至氏)

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