モリカケ疑惑追及へ 野党が“一枚岩”になれない呆れた事情
野党はスッタモンダしている場合なのか。6日、立憲民主党が「森友・加計学園問題」プロジェクトチーム(PT)の準備会合を開催。福山哲郎幹事長をはじめ、新人議員を含めた17人が参加した。
座長に就任予定の逢坂誠二衆院議員は「問題は行政の私物化。徹底追及する」と力を込めて語ったが、新人議員のために“イチから”レクチャーし、モリカケ問題をおさらいしている状況だ。
加えて、野党はまとまる気配がない。実際、希望の党は7日、加計問題の初会合を開く予定で、分裂前に民進党が計45回開いた「加計学園疑惑調査チーム」の会合は、各党主導でバラバラになっている。
「野党が“一枚岩”になりきれてないのは、希望が代表選を控えている上に、参院中心の民進が党執行部人事を決めていないからです」(政界関係者)
■「全員野球」を目指すと言うが…
来月9日までの特別国会の実質審議を無駄にしないためにも、野党は共闘すべきじゃないのか。立憲民主の会合終了後、PT事務局長の阿部知子衆院議員に「追及の超党派構想」について尋ねると、こう言った。