日本ハム時代には「殺してみぃコラ」発言も…中日・中田翔 プロ18年の「事件簿」と気になる今後
球界きっての「ヤンチャ坊主」がユニホームを脱ぐ。中日の中田翔(36)が15日に会見を行い、今季限りでの引退を表明した。
「満足いくスイングができない、思い通りに体が動かないと感じて、これ以上チームに迷惑をかけられないと決断した」
こう話した中田は、プロ18年で通算1783試合に出場し、1579安打、1087打点、309本塁打。3度の打点王を獲得したものの、中日2年目となる今季は持病の腰痛に悩まされ、25試合で打率.161、2本塁打、4打点。13日に登録抹消となっていた。
大阪桐蔭時代に通算87本塁打をマークし、2007年高校生ドラフトで4球団競合の末に日本ハムに入団。この時、他球団のスカウトが日本ハムのスカウトに「ご愁傷様」と同情したように、以後は様々な意味で球界を賑わすことになる。
なにせ、高校時代は気に入らない先輩を「乾燥機にぶち込んだ男」と公言した男である。当然、プロでも大人しくしているわけがない。
日本ハム時代の2011年には試合後に2歳年上の鵜久森淳志と一触即発。敗戦の苛立ちをぶつけられた鵜久森が「誰に口聞いてんねん。殺すぞ」とすごむと、中田も売り言葉に買い言葉で「殺してみぃ、コラ」と応戦。周囲の選手が慌てて止める事態となった。