不世出のストライカー故・釜本邦茂さんが「自分に似ている」と高評価した日本代表FWの名前と改善点

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 10日に81歳で亡くなった「日本が生んだ世界屈指のストライカー」釜本邦茂さんの告別式が13日に執り行われた。

 弔辞を述べたメキシコ五輪銅メダリスト仲間のGK横山謙三氏(82)が、日ごろから「(今の日本サッカーに)大事なのはオレを超えるヤツが出てくることだ」と釜本さんが話していたことを紹介。自身を追い抜くストライカーの出現を心待ちにしていたことを明らかにした。

 ベテランのサッカー記者が「釜本さんから『早大の後輩で日本代表FWの碓井(博行=72)は逸材だった』と聞かされたことがある」と前置きしてこう言った。

「早大から日立に入った碓井さんは、日本リーグで1980年、82年と2度の得点王に輝いた。強烈なシュートが持ち味でポストプレーも上手かった。釜本さんは『フィジカルも強靭だったし、シュートがズドンとゴールネットに突き刺さるのを見て大いに期待した』と目を細めていた。しかし『気持ちが優し過ぎた。FW向きの性格ではなかった』と残念そうに話していた」

 そんな釜本さんが、現役代表FWで高く評価していたのが、今季オランダ1部の開幕戦(9日)でゴールを決めたFW上田綺世(26)。鹿島からベルギーを経て23年夏にオランダの名門ファイエノールトに入団。シーズンを通してコンスタントに好調を維持できず、日本代表でも「盤石のエースFW」と呼ばれるにはいたっていない。

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