著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(14)原爆投下に「残念でなりません」大本営情報参謀の無念

公開日: 更新日:
マンハッタン計画で議論するオッペンハイマー(2段目のスーツ姿の男性)ら米国有数の科学者たち(1945=昭和20=年) (C)SCIENCE PHOTO LIBRARY/共同通信イメージズ

 テニアンから飛んできた飛行機は、実は偵察機だったのである。日本本土への原爆投下の候補地を、数日前から丹念に偵察していたのだ。だから、基地司令部に無線で連絡するのではなく、ワシントンに直接それぞれの地域の様子を伝えていたのである。

 大本営の情報参謀・堀栄三は、1945年8… 

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