保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇 」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。

青年将校が証言 軍人が陥った「大善」と「小善」の論理

公開日: 更新日:
5・15事件で爆弾が投下された警視庁玄関前の混雑(1932=昭和7=年5月15日/日本電報通信社撮影)

 大正時代末期の軍人の「冬の時代」。その反動が昭和初期にどのように表れたか、そのことを語っておきたい。

 昭和初年代の青年将校による国家改造運動は、大体が20代後半から30代前半の世代による天皇神格化運動といってもよかった。彼らは「反軍事の動きに強い…

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