著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ミキ? マキ? 母役から悪女まで30年のキャリアが光る4人の女優たち

公開日: 更新日:

 坂井真紀(56)か酒井美紀(48)か。水野美紀(52)か水野真紀(56)か。それぞれ90年代にドラマで活躍、今も第一線で仕事を続けている。なのに、いまだに「ミキだっけ、マキだっけ」と一瞬、頭の中で確認しないとわからなくなるが、こればかりは文句もいえない。

 とはいえ、彼女たちもすでに30年のキャリアを重ね、紆余曲折を経て、それぞれ自分の居場所を獲得している。

 注目したいのが変幻自在の水野と坂井。水野は朝ドラ「風、薫る」でヒロインのひとり、りんの母・美津を演じている。武家の出という設定で、きりっとしたたたずまいとものの言い方に品のよさと芯の強さがにじむ。

 一方、夏ドラマ「告白─25年目の秘密」では敵役を演じ、ヒロインの継母として息子を後継ぎにしようと暗躍する。表面上は穏やかでも実はクセモノ。「奪い愛」シリーズ以来、怪演ぶりで話題をさらってきた。

 役を演じ、顔が変わるのに、それでもどれも「水野美紀」と思わせる。これぞキャリアを重ねた俳優の強みだ。しかも「突然ですが占ってもいいですか?」などのバラエティーでは自然体で姉御肌の親しみやすさも見せている。

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