立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職し、17年からフリーランスとして活動。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。ニコニコ動画でも「ファクトチェック・ニッポン」の配信を開始。

「米軍反撃の可能性は低い」 NHK報道とは真逆だった理由

公開日: 更新日:

 イランの報復による米軍の死者が出なかったことで、懸念されたアメリカとイランとの軍事衝突はひとまず回避された。軍事行動に出なかったトランプ大統領を評価するコメントが散見されるが、ここは注意が必要だ。

 私は常日頃から、この大統領のツイートをフォローしている。それによって対応を予測できる時がある。例えば、米朝が軍事衝突かと日本のメディアが騒いでいた2017年8月に、私は米朝首脳会談の可能性をテレビで伝えたが、それはツイートの内容から出した結論だった。

 今回は、イランによる報復の後のツイートに注目した。そこでトランプは、「全て順調だ。イラクの2つの基地にイランがミサイルを撃った。現在、犠牲者と被害の状況把握に努めている。今のところ良い状況だ」とつぶやいていた。発せられたのは日本時間の1月8日の午前中だ。


 これを受けて、この日に出演した夕方の情報番組「ミント!」(毎日放送)で、「推測」と断った上で、「米軍が反撃に出る可能性は低い」と伝えた。ところが、NHKはその後の夜7時のニュースで、同じツイートを使って、米軍の反撃の可能性を報じた。知り合いから、「大丈夫か?」との連絡が来た。私は、「恐らくNHKの報道のようにはならない」と伝えた。

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