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甘粕代三売文家

1960年東京生まれ。早大在学中に中国政府給費留学生として2年間中国留学。卒業後、新聞、民放台北支局長などを経て現職。時事評論、競馬評論を日本だけでなく中国・台湾・香港などでも展開中。

<8>今こそ「戦略的臥薪嘗胆」さもなくば尖閣諸島に五星紅旗が翻る

公開日: 更新日:
尖閣は、いつ中国に奪われてもおかしくない(C)共同通信社

「戦略的臥薪嘗胆、それしかない」

 外務省高官は力なく呟いた。臥薪嘗胆とは大日本帝国が日露戦争で勝利し、遼東半島の割譲を受けながら、仏独露の三国干渉によって割譲を断念させられた際に、臣民が肝に銘じた中国の故事成語である。

 尖閣諸島水域の緊張を1932年夏、盧溝橋事変… 

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【連載】緊急連載 尖閣諸島“開戦”前夜

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