著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シベリア出兵で日本は4年間も兵を送り続けた

公開日: 更新日:
シベリア出兵でウラジオストクを行軍する日本軍(1918年8月)/(C)共同通信社

 ロシアが第1次世界大戦から離脱することで、この世界戦争はもう一つ変わった局面が生まれた。ロシアのボリシェビキ政権が全国統一を成し遂げていなかったため、ロシア国内が内戦状態になったのである。特にシベリアでは帝政ロシアを企図する白系軍が一定の力を持っていた。そのために共産軍は白系軍… 

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