高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?
現在の国会では、皇族数の確保のための皇室典範改正に向けての議論が本格化しようとしている。高市首相も、その点について就任当初から前向きな姿勢を示してきた。
したがって、首相がこの問題について国会の場で答弁する機会も増えてきた。ところが、3月16日の参議院予算委員会で、首相が「今上陛下」を「こんじょうへいか」と呼んだことが問題視され、「不敬ではないか」という声さえあがっている。
今、多くの人はそれを「きんじょうへいか」と読む。だが、高市首相は読み間違えをしたわけではない。辞書を引いてみると、今上には「きんじょう」とともに「こんじょう」という読みがあることが明らかになる。
むしろ、「こんじょう」の方が古くからの読み方で、「きんじょう」の方が新しい。伝統を重んじる高市首相としては、そこから「こんじょう」と読んだわけである。
漢字の読み方は一つであり、そこには正解があるという見方は、学校教育が生んだ弊害である。しかし、現実には、同じ漢字が異なる読み方をされることは頻繁にある。そこが日本語の難しいところである。


















