スッパイマン 上間幸治社長(1)沖縄定番の干し梅が全国区で人気獲得するまで

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 沖縄の定番みやげの干し梅「スッパイマン」。製造元の上間菓子店の上間幸治社長(48)は人気キャラクターの「ちいかわ」や「スーパーマリオ」とのコラボなど、矢継ぎ早に斬新な戦略を打ち出し、同ブランドを全国区に引き上げた功労者。3年前に7歳上の兄から社長を引き継いだ。

 那覇市で生まれ育った上間氏が3歳の時、スッパイマンは誕生した。

 父・信治氏が興した上間菓子店は元々、菓子問屋だった。乾燥梅を台湾中国から輸入していたが、使われていた人工甘味料が日本で禁止された。そこで信治氏は自身で開発に取り組み、スッパイマンを生み出した。

「その頃、上間菓子店はピボット(路線変更)を模索し、いろいろなことを同時進行で行っていた。自宅の1階は事務所で、僕ら家族は地下に住み、寝ている横に段ボールが山積みになっていた」

 子どもの頃、野球がやりたいと母親に言うと、野球はお金がかかるからダメと断られた。その頃の生活水準がわかる話である。

 スッパイマンがこれからという時期に余計な出費は極力、抑えたかったのかもしれない。小学生の上間氏はそうした状況を察し、自然と家業を手伝うようになっていた。屋上で天日干しをしている梅を監視し、雨が降ってくると、「雨降ったよ」と声を出し、大人たちが急いで取り込んだ。空の様子をチェックするのは上間少年の役目だった。こうした作業は梅を乾燥するためのボイラーを導入するまで続いた。

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