心筋梗塞予防のヒント…「マスク」が心臓を守る?
心臓の筋肉(心筋)に、酸素や栄養を運ぶ血管(冠動脈)が詰まってしまい、心筋が壊死してしまう病気を「心筋梗塞」と呼びます。近年では、冠動脈が詰まっていなくても心筋梗塞の症状を発症することが知られており、このような病態はMINOCA(ミノーカ)と呼ばれています。
心筋梗塞の原因は多岐にわたりますが、大気汚染物質のひとつであるPM2.5にさらされることで、炎症反応が促され、冠動脈の障害につながる可能性が指摘されていました。そのような中、マスクの着用と心筋梗塞の関連性を検討した研究論文が、欧州心臓病学会誌の電子版に、2026年2月13日付で掲載されました。
日本で行われたこの研究では、12年4月~22年3月の間に心筋梗塞を発症した約27万人が分析されています。日本では、新型コロナウイルスのパンデミックに伴う緊急事態宣言が発出された20年4月7日以降、多くの人がマスクを着用するようになりました。このような社会の劇的な変化を利用し、PM2.5と心筋梗塞による入院リスクの関連性を、20年4月7日前後で比較しています。


















