著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

日本の「解読技術」は中国・国民党司令部の暗号を解き明かした

公開日: 更新日:
日中戦争。南京を攻略、占領し、軍司令官松井石根大将を先頭に中山門(後方)から入城する日本軍部隊=1937年12月17日(C)共同通信社

 陸軍省軍務局の高級課員・石井秋穂は、外務省のワシントンの日本大使館宛ての暗号電報が解読されているのではないかと気づき、外務省を訪ねて注意を促そうと席を立った。しかし外務省に行って「おたくの電文は解読されていないか」と忠告すると、それは余計な口ばしを入れることだとの批判が返ってく… 

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