旧統一教会・田中会長「虚偽説明」の数々 霊感商法弁護団の指摘に教会の見解を求めると…
「私たちが一番許せないのは、山上さんのお母さんが2002年に自己破産していることです。これは明らかに統一教会に対する過度の献金のためですよ。それ以外、考えられません。それを統一教会は記者会見であたかも他人事のように言った上で、『その後の献金はありません』と。統一教会は借金させてまで献金させています。カードで借金をしたために自己破産した信者はたくさんいます」
「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が12日に行った記者会見で、連絡会代表の山口広弁護士はこう語気を強めた。
旧統一教会が社会問題になったのは、過度な献金のために家庭が崩壊するケースが続出したからだ。
■被害総額は35年間で約1237億円も「氷山の一角」
安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)の母親も旧統一教会にのめり込み、自己破産し、家庭が崩壊している。旧統一教会の献金の実態はどうなっているのか。
昨年までの35年間で消費生活センターなどが受けた旧統一教会に関する相談は3万4537件、被害額は約1237億円に上る。しかし、弁護団によるとそれも「氷山の一角」だという。