保阪正康 — 著者のコラム一覧

保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

ヨッフェ・孫文「共同宣言」は北京政府の怒りを呼び、デモ隊が死亡

公開日：2023/09/22 17:00　更新日：2023/09/22 17:00

後藤新平（Ｃ）国立国会図書館所蔵画像／共同通信イメージズ

　第1次辛亥革命のあとから、中国の歴史は確かに軍閥の戦いに転じた。統一政府はできず、軍閥が割拠して勢力拡大に努めた。その中で孫文の革命派は三民主義の思想（民族、民生、民権）を掲げ、中国国民党を結成して、思想、理論での統一を目指した。軍閥の指導者が権力の奪取を目的とするのとは一線を…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

【連載】保阪正康日本史縦横無尽

前の記事歴史から消えた「辛亥革命に協力した日本人」と秘められた思惑 2023/09/21 17:00
次の記事中国の内情に日本の関東軍が食い込んだ背景 2023/09/25 17:00

この連載の一覧を見る

■関連記事